日本には四季があり、その季節に応じた野菜を育てることができます。
お米や野菜を育てるために必要な雨や雪も降ってくれます。
こんなに恵まれた環境なのに食糧自給率40%というのは何故でしょうか。
1960年頃は日本の穀物自給率は80%弱もあったようですが、その後は欧米各国の自給率は右肩上がりなのに対し、日本だけが年々減少しています。
その背景には何があるのでしょうか。
第二次世界大戦後、日本は外国の主食であるパン(小麦)や肉を多く食べるようになりました。
そして急速な経済成長を遂げた日本にはお金が集まり、食べ物は自分達で作らなくても海外から幾らでも買えるようになりました。
その結果、国内の食糧自給率は落ち込み、食べたいものは食べたいだけ海外から輸入する国になりました。
逆に言うと、日本の経済が落ち込めば海外から食糧を買うことは出来なくなります。
かつて日本が発展途上国といっていた国々が、今日急速な経済成長を遂げています。
それらの国々が今の日本と同じような「お金で海外から何でも買い占める状況」になったらどうなるでしょう。
日本の何倍もの人口を抱える国々。
そこの人達が今の日本と同じような食生活になったら、世界中で食糧危機が起こるでしょう。
そうなれば食糧の価格は上昇し、輸入に頼る日本の家計を圧迫します。
仮に、今まで2割~3割で済んでいた食費が5割になったらどうなるでしょう。
車を2台所有していたものを1台にする?
お盆や正月に旅行していたのを我慢する?
今まで住んでいた家の家賃が払えないから安い家に引越しする?
食糧自給率の問題は、単に食べ物の問題だけではなく、経済の問題にも大きく関係しています。
そして経済よりも大切な「命の問題」も起きています。
地球の裏側では食べ物がなくて毎日何人もの人達が亡くなっています。
学校に通う子供が給食を家に持ち帰り、それを家族みんなで分け合って暮らしている現実があります。
お腹がへって死んでしまうってどんな気持ちでしょう。
今は遠くの国で起こっている事が、そのうち日本でも当たり前になるかも知れません。
こんなに情報化が進んだ国なのに、大切なことが伝わっていないように思えます。
輸入に限らず遠くから物を運ぶには、それなりのエネルギーが必要になります。
そのエネルギーは石油や石炭、バイオ燃料などを使って生み出す事があります。
石油や石炭を燃やせば地球温暖化につながり、自然環境に対し様々な悪影響をもたらします。
地球温暖化に伴う各地の砂漠化も飢餓に影響しているかもしれません。
海外の農家の一部は、食糧よりも燃料向けとして作物をつくることでお金を稼いでいます。
食糧自給率が高い国では食糧の供給よりもエネルギーとしての供給が優先される場合があるようです。
何だかいろいろと課題がありすぎて、どうしたら良いのか分からなくなりそうです。
そしてタイトルに戻ります。
「地産地消の意義」
自分の身近なところで食糧を自給するって、とても大切なことなんです。
食糧を海外から買占めなければ、海外の飢餓を救えるかもしれません。
輸送にかかるエネルギーを減らせれば、自然環境の悪化を防げるかもしれません。
自分の国や地域で自給できていれば、穀物価格が上昇しても家計を圧迫しなくて済むかもしれません。
私自身、もっと真剣に「農業」と「地産地消」について考えていきたいと思います。
最後になりますが、今日収穫体験にきて下さったご家族です。



遠いところ足を運んで下さり有難うございました!
機会がありましたら、また是非お立ち寄り下さい。